ほんてろんお疲れんこん、きころパパです。きょうもご覧いただき、ありがとうございます!
さて今回は、キス釣り用の「無限仕掛け」の作り方を紹介します。
針数を自由に決められて、ちょい投げでも遠投でも活躍する、とっても便利な仕掛けです!
市販仕掛けよりもコスパが良くって、キス釣りが好きな方や、これからキス釣りを始めたい方たちにもオススメです。
記事の後半には、枝針をスピーディーに結べる方法も紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
「無限仕掛け」って何?
そもそも「無限仕掛け」って、何でしょうか?
1本のなが~い幹糸に、何本も何本も無限に(実際は限りがありますが)枝針が付いていて、5本針にしたり、2本針にできたりと、とっても使い勝手のいい仕掛けのことです。
例えば、市販されているものでは下記のようなものがあります。
市販品では、針が50本で2,000円くらいが相場でしょうか。
自分で作らなくても、こうした市販品を買っても良いと思います。
無限仕掛けの使い方
では、こんな針ばっかりの仕掛け、どのように使うのでしょうか?
基本的には「砂ズリ~幹糸」+「回転ビーズ(ハリス止め)」+「無限仕掛け」という組み合わせで使います。
回転ビーズとの組み合わせは、下のイラストのようなイメージです。
回転ビーズは、ハリス部分の交換が簡単にできるアイテムで、使う糸の太さに応じてサイズを選びます。
回転ビーズを使うことで、「砂ズリ~幹糸」部分は同じものを使えて、ハリスである無限仕掛けだけを変えることができます! ハリス止めでもOKです。
こうしたアイテムと組み合わせることで、無限仕掛けがその性能を発揮するのです!
無限仕掛けのメリットは?
では無限仕掛けを使うメリットは何でしょうか?
主に次の二つだと思います。
- 自由に針数を決められる
- 針が切れても交換が簡単
やはり一番は、釣り方や釣る場所に応じて、針の数を自由に変えられる点です。
これは大きいです!
根掛かりしそうな場所では2本針にしたり、反対に砂地では5本針にしたり。
もう一つは、根掛かりなどでハリスが切れても、回転ビーズから下の針(仕掛け部分)を交換することで、仕掛けを再生できることです。
市販のキス仕掛けで針が切れても、「砂ズリ~幹糸」部分が無事であれば、先端に回転ビーズを付けて、そこから無限仕掛けをつなぐ、という方法もありです!
無限仕掛け作りの材料
さて私が使っている、無限仕掛け作りの材料や道具は、次のものです。
- 幹糸用のフロロカーボンライン
- ハリス用のエステルライン
- キス針
- 針結び機
- 薄手の段ボール紙(通販が送られてくる段ボール箱の底に張り付いているやつ)
- 空のスプール
幹糸にフロロカーボンを使用
幹糸(モトス)には1.5号のフロロカーボンを使っています。
フロロカーボンは水に沈みやすく根ずれにも強いので、海底のエサを探すキスを狙うには持って来いのラインです。
ただ、たまにナイロンラインを幹糸に使うときもありますが、あまり釣果の差を感じたことはありません(笑)。
ハリスはエステル一択
次は針を結ぶハリスです。これはエステルライン一択です!
私は0.8号を使っています。
ナイロンやフロロカーボンも使ってみましたが、どちらも結局フニャっとしてしまい、本線に絡みつくことが多く不向きです。
ですが、エステルラインはピンっと張っていて、本線に絡まることが少なかったので、今はエステルラインで作っています。
キス針はキスの大きさで選ぶ
キス針は狙うサイズに応じて選んでいます。
私はいつも20㎝クラスを狙っているので、キス針7号を使うことが多いです。
最近のお気に入りは、がまかつ「がま投げキス」かささめ針「アスリートキス」です。
小さい針を使うと、針を飲み込まれてしまうことが多かったので、小さ目の針は、あまり使わないようにしています。
まずは土台をつくる
準備が整ったら、まずは仕掛けを巻き付ける土台を作ります。
もちろん市販の仕掛け巻きを使ってもいいのですが、わたしは段ボール紙を空スプールに張り付けたものを作り、それに仕掛けを巻き付けています。
こんな感じです。
スプールより1㎝程度大きめに切った段ボール紙を、のりで張り付けただけのセコイ代物です。
最終的には、この段ボールのガタガタ部分に針を引っかけます。
幹糸の先端に直接針を結ぶ
土台ができたら、針を結ぶ作業です。
簡単にするために、わたしは幹糸(仕掛けの本線)の先端に、1つ目の針を直接結んでいます。
針を結んだあとは、段ボールスプールに針を引っかけます。
このあとは、枝針をどんどん結んでスプールに引っかけていきます。
針結び機でスピードアップ
無限仕掛けを作るときに欠かせないのが「針結び機」です。
こいつです↓
素早く、しかも確実に針を結べる針結び機は、無限仕掛けを作るときの信頼できるパートナーです!
私が使っている針結び機は、ハピソン針結び器 SLIMⅡです。
これがあれば、テレビを見ながらでも1時間で20本ほど針を作ることができます!
無限仕掛けのような針をたくさん結ぶときは、針結び機を使うに限ります!
枝針はスピーディーにつくる
次に、幹糸を段ボールスプールに巻きつつ、先端の針から20~25cm部分に枝針を結びます。
枝針の結び方は、いろいろありますが、わたしが実践しているのは「漁師結び」などと言われるものです。
この結び方は早くて、しかも強い!
28㎝のキスが釣れても、針は抜けませんでした!
これをマスターすると圧倒的速さで枝針を結べるようになるので、ここで結び方を紹介させていただきます!
枝針の結び方
赤糸が幹糸(フロロ)、青糸がハリス(エステル)、ハサミが針だと思って見てください。
1、枝針を付けたい幹糸部分を1回ひねって、輪っかを作ります。
2、輪っかにした幹糸をもう1回ひねって輪っかを保持します。
3、竿側の幹糸(B点)を輪っかに通します。
するとこんな形になります。
4、上写真の幹糸C点を引っ張って、B点の上に持っていきます。(かぶせます)
すると、下のようになります。
5、C点とB点の間にできた輪っかに、針が付いたハリスを通して、A点がある幹糸の上を通します。
6、枝針の長さを決めたら、幹糸を左右から締め込みます。
水などを付けて、しっかりと締め込むと、「コキン」という感触があります。
7、余分な糸を切ったら出来上がりです。
で、実際に出来上がった枝針が下の写真です。
ハリスにエステルを使っているので、ピーンとしているのが分かりますよね!
ハリスはエステルの0.8号。長さは2~3㎝にしています。
幹糸はフロロの1.5号で、針と針の間は25㎝くらいです。
この組み合わせが、一番しっくりきますね!
まとめ
枝針は1つ幹糸に結んだら段ボールスプールに針を引っかけて巻き付け、また枝針を作って幹糸に結んで・・・ と、同じことを繰り返していきます。
この繰り返しで20本程度針を付けて、完成です。
あとは針の根元に蛍光玉を付けたり、蛍光素材のチューブを付けたりと、いろいろと工夫してみても面白いと思います。
ということで、かなり長くなりましたが、キス釣り用の無限仕掛けの作り方を紹介しました。
市販の仕掛けよりもコスパはいいと思いますので、自作してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!