お疲れんこん、きころパパです。きょうもご覧いただき、ありがとうございます!
今回は特別な計算や技術がいらない、簡単なリールの下巻きの方法をご紹介します。
まだリールの下巻きをしたことのない方や、これから下巻きに挑戦しようという方の参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください!
なぜ下巻きが必要か?
そもそも、どうしてリールに下巻きをするのでしょうか?
例えば、リールの糸巻き量がPEライン1.5号で300mなのに対して、購入したラインは200mの場合、そのまま巻けばリールの意図を巻く部分「スプール」には100m分も余裕ができてしまいます。
例えば下の写真。左のリールが、スプールに余裕ができてしまっている状態です。
右のリールに比べてスプールエッジが目立っているのが分かるでしょうか?
エッジ部分が出すぎていると、投げたときにエッジにラインが引っかかりやすくなり飛距離が落ちます。
飛距離のロスは、釣果のロス! ライントラブルの原因になりかねません。
ですので、スプールを「底上げ」するためにリールの下巻きが必要になる、というわけです。
リールの下巻きに必要なもの
リールの下巻きに必要なのは次の3つです。
・本線用のライン
・高速リサイクラー
高速リサイクラーについては、写真にある私が使っている旧型でもいいのですが、今はより使いやすい「高速リサイクラー2.0」が出ているので、まだ持っていない人には、断然こちらをオススメします!
リールの下巻きの手順
作業の手順は次の通りです。
2、下巻き用ラインを本線に重ねて巻く
→ これで下巻き用ラインの長さが決まります
3、下巻き用ラインをもとのスプールに巻き取る
4、本線のラインをもとのスプールに戻す
5、下巻き用 ⇒ 本線用 の順にリールに巻く。完成!
ざっくり言うと、リールに 本線用 ⇒ 下巻き用 の順にラインを巻き付けて、下巻き用のラインの長さを把握した上で一度全部のラインを巻き戻して、下巻き用 ⇒ 本線用 と巻き直す、という流れです。
う~ん、考えただけでも面倒ですが、意外と時間はかかりません。
釣り好きの方なら、この作業自体も楽しめると思いますよ!
ではさっそく下巻きに取り掛かりましょう!
今回は、私がショアジギングで使っているシマノの入門機「サハラ4000XG」で説明します。
本線をリールに巻く
まずはリールに本線となるラインを巻きます。
今回はショアジギング用にシマノPEライン「ピットブル8本編み1.5号」を200mを巻きます。
ここで注意してほしいのが、本番と同じようにテンションをかけて巻くということです。
仮巻きだからと緩く巻いてしまうと、ラインの長さに狂いが生じてしまうので気を付けてください。
高速リサイクラーを使えば、テンションをかけて巻き付けていくことが簡単にできます。
下巻き用ラインを本線に重ねてリールに巻く
はい、本線用のラインが巻けました。貼ってあるのは、マスキングテープです。まだ本番ではないので、次に巻く下巻き用ラインをマスキングテープで留めています。
ちなみにスプールにラインを巻きつけるときも、マスキングテープで仮止めしています。
仮止め段階で結び付けると、どうしてもラインを切ることになって、ラインが短くなるのが嫌だからです。
次に本線用のPEラインに重ねて、下巻き用のラインを巻きます。
下巻き用のラインは新品でも使い古しでもいいですが、最終的に本線用ラインと結束するので、本線と大きく太さが違うものは避けた方がいいです。
今回は、以前に下巻き用に使っていたナイロンライン2号を再利用しました。
このときは、まだ本線と下巻きは結ばなくて大丈夫です。これもテープで止めるので十分です。
下巻き用のラインも、しっかりとテンションをかけて巻きましょう。
なお、下巻き用のラインは、本番作業でスプールに結んだり、ラインと結束したりするので、20~30cmほど余裕を持たせてから、切るようにしてくださいね!
下巻き用ラインを空のスプールに巻き取る
これで下巻き用ラインの長さが分かったので、下巻き用のラインを、もとのスプールに一時避難させます。
ちょっと分かりにくいですが、もとのスプールに下巻き用のラインを巻き戻しています。
本線のラインをもとのスプールに戻す
下巻き用ラインをスプールに巻き取ったら、次に本線用のラインが出てくるので、これも元のスプールに巻き取ります。
この辺からちょっと疲れてきましたね~
皆さん、まだ読んでくれているでしょうか。。。不安です。。
下巻き用 ⇒ 本線用 の順にラインを巻きつける
この段階で、本線用と下巻き用のラインがそれぞれ適正な長さでスプールに巻き戻された状態になっていると思います。
それらの巻き戻したラインを、下巻き用 ⇒ 本線用 の順にリールに巻き付ける作業を行います。
今度は本番なので、下巻き用のラインはきちんとスプールに結びましょう。
テンションは一度目と同じにします。これ大事です!
下巻き用ラインを巻き終えたら、本線用ラインと結束します。
大きな結びこぶにならないよう、電車結びがいいと思います。
結び目はなるべく平らにして、スプール全体をならします。その方が本線用PEラインを巻きつけるときにデコボコになりにくいです。
そして、本線用PEラインを巻き終えれば、完成です!
PEラインは釣行のたびに少しずつ短くなってしまうので、わたしはちょっと多い目にラインを巻くようにしています。
作業にかかった時間は、ざっと10分。高速リサイクラーをたくさん回したので、少し疲れました(笑)。
でも、これで快適な釣りが楽しめると思うと、もうワクワクですね!!
最後に。。。
実は以前は、いちいちリールの糸巻き量を計算していたのですが、この方法でやっても大差がなかったので、今はこの方法で下巻きをしています。
以上でリールの下巻きの説明を終わります。簡単な作業ではありますが、皆さんの参考になれば幸いです。今回も最後までご覧いただきありがとうございました!